令和6年3月28日　市長メッセージ「30年後の市制100周年を見据えて」

今月25日に40日間にわたる「第1回市議会定例会」が閉会しました。

令和6年度当初予算案を含む全議案について、可決ならびに同意をいただきました。

新年度からは「第6次川西市総合計画」をはじめ多くの計画が本格的に動き出します。

市職員一丸となって取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。

ご存じのとおり、今年は市制70周年を迎えます。単に70年の節目を祝うだけで終わらせるのではなく、30年後の市制100周年を見据えた取り組みを計画しています。

ただ、これらの事業は行政だけで進めるのではなく、市民や地域、事業者の皆さんとの協働と連携により進めていきます。

今回は、官民連携で進めている事業を2つ紹介します。

一つの目の事業として、川西能勢口駅前のアステ川西1階広場をリニューアルします。

株式会社阪急阪神百貨店様から1億円のご寄付（企業版ふるさと納税）をいただき、その財源を充てさせていただく予定です。子育て世代をはじめ、多世代の集えるスペース「コミュニティパーク」を整備し、中心市街地の活性化を図ってまいります。

また、コミュニティパークには大型のLEDビジョンを設置し、駅前エリア情報の発信に加え、市の施策展開やプロモーションなどに活用するほか、防災情報なども発信していきます。市制施行から70年目となる今年8月1日にオープニングセレモニーを含むイベントなどを開催する予定です。

また本日、3月28日は「三ツ矢の日」です。全国的にも有名な「三ツ矢サイダー」は明治17年に、現在の川西市平野地区で炭酸水「平野水」として製造が開始されたことが始まりで、今年で「三ツ矢」ブランドの生誕140周年を迎えます。川西市が三ツ矢サイダー発祥の地であるご縁から、アサヒ飲料株式会社様に市制70周年記念事業にご協力をいただくことになりました。本日午後には、市制70周年と三ツ矢サイダー生誕140周年を記念し、アサヒ飲料株式会社様から、平野地区にあった三ツ矢塔が印象的な旧平野工場の模型と、これをモチーフとした周年記念マンホールをそれぞれ1基ご寄贈いただき、市役所南広場で除幕式を行いました。

同模型及び周年記念マンホールは市役所1階に展示し、あわせて、市では同じデザインの周年記念マンホールを3基製作し、阪急・能勢電鉄川西能勢口駅周辺に設置します。

令和6年度は、厳しい財政状況の中ではありますが、市立学校のあり方検討、校内サポートルームの支援員拡充、全市立中学校での放課後無料学習支援、市立小・中学校体育館空調整備の設計などの子ども施策をはじめ、市立川西病院跡地への複合施設誘致のための建物解体や新たな北部地域の救急・災害拠点整備の準備といった北部地域のまちづくり、また30年後の市民の皆さんに歌い継がれる新しい歌の制作など、市民がまちの心地よさを感じながら、笑顔が続く未来へ向けた取り組みを進めてまいりますので、よろしくお願いします。