第75回全国都市教育長協議会

第75回全国都市教育長協議会

教育長メッセージ

　毎年5月に開催される「全国都市教育長協議会総会及び研究大会」が、今年も15日に埼玉県川越市で開催され、私も参加させていただきました。総会の開会式・議事の後、『文部科学省講話』として初等中等教育局主任視学官の田村学氏より講話がありました。文科省の資料に加えて実際の学びの場での子どもたちの様子や教職員の取り組みを交えながらの講話は、非常にわかりやすく納得できる内容でした。特に昨年諮問された新学習指導要領についての基本的な考えかたや具体的な取り組みについては、川西市としても計画的に取り組んでいく必要があると再認識する機会となりました。田村学主任視学官には今年度夏の「学びの探究」研修会に講師としてお話をしていただく予定です。

　午後からの『教育研究部会』では『学校教育』に参加しました。ここでも新学習指導要領改訂に向けた柔軟な教育課程の編成や、学校に行きづらい子どもたちの支援としての学びの多様化学校についての取り組みが報告され、また報告に関連する文科省からの情報提供などもありました。1日目の最後にはアトラクションとして、「川越鳶組合木遣り会」の皆さんによる木遣り、「川越市囃子連合会」によるまつり囃子、そして「川越市立川越高等学校チアダンス部」のチアダンスが披露されました。

　2日目の16日午前中では『分野別研究発表』として、『教育行財政』、『学校教育』『生涯学習』のそれぞれの領域から発表がありました。全国大会の開催地へはいつも時間のかかる行き帰りとなりますが、それ以上に発表を通じて新しい知見や粘り強い取り組み、そしてそれを支える確固たる信念が伝わってきて、自信にとっての深い学びに繋がる機会となります。兵庫教育大学大学院教育政策リーダーコース卒業の各都市の教育長のかたがたとも旧交を温め情報を交換する機会となり、大変有意義な二日間となりました。この学びを川西市の教育・保育にぜひ活かしていきたいと考えています。